岡山県は日本三名園のひとつである後楽園や蒜山高原など、紅葉の名所が多い地域です。一方で、観光客が集中しない「穴場紅葉スポット」も各地に点在しています。ここでは、2025年の秋におすすめしたい岡山県の穴場紅葉スポットをランキング形式で7カ所ご紹介します。
第1位:奥津渓(鏡野町)
渓谷美と紅葉が融合した幻想的な景観。奥津渓は吉井川沿いに約3kmにわたって広がる渓谷で、奇岩・渓流と紅葉が織りなす景色が見事です。紅葉シーズンでも観光バスが少なく、早朝や平日は特に静かに楽しめる穴場スポットです。
- 見頃時期:10月下旬〜11月中旬
- アクセス:中国自動車道院庄ICから車で約30分
第2位:井山宝福寺(総社市)
水墨画の巨匠・雪舟ゆかりの寺で味わう紅葉。井山宝福寺は雪舟が涙でネズミの絵を描いた逸話で知られる寺院で、境内のモミジやイチョウが色づく秋は特に美しく、歴史と紅葉を同時に堪能できます。観光客は比較的少なく、落ち着いて紅葉を楽しめる穴場です。
- 見頃時期:11月中旬〜11月下旬
- アクセス:山陽自動車道倉敷ICから車で約20分
第3位:和気神社・藤公園(和気町)
神社と公園が一体となった紅葉の名所。和気神社と隣接する藤公園は、春の藤棚で知られますが、秋になるとモミジやカエデが鮮やかに色づきます。公園の池に映る紅葉も美しく、地元の人が中心のため観光客が少ない穴場スポットです。
- 見頃時期:11月中旬〜11月下旬
- アクセス:山陽自動車道和気ICから車で約10分
第4位:津黒高原(真庭市)
山々と高原に広がる色彩豊かな紅葉。津黒高原は蒜山高原の南に位置する自然豊かなエリアで、ブナやカエデが高原を彩ります。ハイキングコースも整備されており、観光客が集中しない静かな環境で紅葉を楽しめる穴場です。
- 見頃時期:10月下旬〜11月上旬
- アクセス:米子自動車道湯原ICから車で約30分
第5位:旧閑谷学校(備前市)
国宝建築とモミジの共演。旧閑谷学校は日本最古の庶民のための学校で、国宝の講堂を中心に紅葉が広がります。イチョウ並木とモミジのコントラストが美しく、歴史と秋の彩りを静かに堪能できる穴場スポットです。
- 見頃時期:11月上旬〜11月中旬
- アクセス:山陽自動車道和気ICから車で約15分
第6位:神庭の滝(真庭市)
迫力ある滝と紅葉の共演が見事。神庭の滝は落差110mを誇る西日本屈指の名瀑で、周囲のモミジやイチョウが色づく紅葉シーズンは圧巻です。アクセスは良いものの観光客は分散し、平日や午前中は穴場的な静けさが楽しめます。
- 見頃時期:11月上旬〜11月中旬
- アクセス:米子自動車道久世ICから車で約20分
第7位:広兼邸(高梁市)
石垣と紅葉が織りなす独特の風景。広兼邸は江戸時代の豪商・広兼氏の邸宅で、石垣に囲まれた屋敷と紅葉のコントラストが見事です。山間部に位置するためアクセスはやや不便ですが、その分観光客が少なく、紅葉をゆっくり堪能できる穴場です。
- 見頃時期:11月上旬〜11月中旬
- アクセス:中国自動車道新見ICから車で約50分
まとめ|岡山県は渓谷・寺院・高原・滝など多彩な紅葉穴場が魅力
岡山県の穴場紅葉スポットを7カ所ご紹介しました。奥津渓の幻想的な渓谷美、井山宝福寺や旧閑谷学校の歴史的建造物と紅葉の調和、津黒高原や神庭の滝の自然景観など、有名地に負けない魅力が揃っています。2025年の秋は、混雑を避けながら岡山県の穴場紅葉をじっくり楽しんでみてください。